ブランドバッグに使われるレザーの種類と特徴（エルメス・シャネル・ルイヴィトン etc.）

高級ブランドのバッグに使われるレザーは、見た目の美しさだけでなく、耐久性や質感にもこだわり抜かれています。ブランドごとに厳選された革素材が使用されており、それぞれ異なる特徴を持っています。 本記事では、エルメス・シャネル・ルイヴィトンなどの有名ブランドが採用しているレザーの種類と特徴について詳しくご紹介します。レザーの違いを知ることで、バッグ選びの参考になるだけでなく、お手入れ方法の理解にも役立ちます。

エルメスは、最高級のレザーを使用することで知られています。種類が豊富で、それぞれ異なる風合いや耐久性を持っています。

① トゴ（Togo）

• 特徴：細かいシボ（シワ模様）があり、傷が目立ちにくい。適度な硬さと弾力がある。

• 代表的なバッグ：バーキン、ケリー

 

② エプソン（Epsom）

• 特徴：型押し加工が施され、光沢感がある。硬めの質感で型崩れしにくい。

• 代表的なバッグ：コンスタンス、バーキン

 

③ クレマンス（Clemence）

• 特徴：トゴよりも柔らかく、くったりとした質感。傷がつきにくいが、水には弱い。

• 代表的なバッグ：ピコタン、ガーデンパーティ

シャネルのバッグといえば、上品でエレガントな印象を与えるレザーが特徴的です。特に人気のレザーを紹介します。

① キャビアスキン（Caviar Skin）

• 特徴：細かい粒状の型押しが施され、傷がつきにくく耐久性が高い。

• 代表的なバッグ：マトラッセ、ボーイシャネル

 

② ラムスキン（Lambskin）

• 特徴：なめらかで柔らかい手触りが特徴。繊細なため傷がつきやすい。

• 代表的なバッグ：クラシックフラップバッグ

ルイヴィトンはモノグラムやダミエなどのキャンバス素材が有名ですが、本革を使用したバッグも多数あります。

① エピレザー（Epi Leather）

• 特徴：型押し加工による独特な風合い。耐水性があり傷に強い。

• 代表的なバッグ：アルマ、スピーディ

 

② トリヨンレザー（Taurillon Leather）

• 特徴：柔らかくしなやかで、高級感のある質感。傷がつきにくく耐久性が高い。

• 代表的なバッグ：カプシーヌ

ブランドごとに採用しているレザーには、それぞれ特徴があります。

エルメスは高級感と耐久性を兼ね備えたレザー、シャネルはエレガントで繊細なレザー、ルイヴィトンは耐久性に優れた実用的なレザーを採用しています。 バッグを選ぶ際には、デザインだけでなくレザーの種類にも注目することで、自分のライフスタイルに合った一品を見つけることができます。お手入れ方法も素材によって異なるため、適切なケアを行い、大切なバッグを長く愛用しましょう。